チャプター4

解説

不和くん

大事なことなら、何度も話し合って慎重に決めたほうがいいんじゃないかな?

未来人さん

そうですね!まさにそれが二院制の仕組みなのです。

未来人さんの解説

国会は、わたしたち国民の生活に影響する法律や予算など大切なことを決めるので、
1つの場所で話し合うより、同じテーマをもう一度別の場で別の人たちが話し合って、慎重に決めています。
その決める場所が、衆議院と参議院です。
この二つの院で、行政の監督や法律案をダブルでチェックするのです。
さて、この二つの院一体何が違うのかというと、まず、議員の任期と人数の違いがあります。
衆議院議員の任期は「4年」で人数は「480人」、参議院議員の任期は「6年」で人数は「242人」です。
また、衆議院には解散がありますが参議院にはありません。
このことから、衆議院議員にはその時の国民の意思や世論をより強く反映することが求められ、参議院議員には、じっくりと時間をかけて長期的な視野で調査・審議することを求められます。
また、選挙も、衆議院選挙が4年に1度、参議院選挙が3年に1度それぞれ行われます。
ちなみに、衆議院は、参議院よりも大きな力をもっています。
なので衆議院の選挙は、先ほどの政党にとっていちばん大事なことなんです。

以下のサイトでは参議院と衆議院の違いや二院制の理由などが詳しく説明されています。
ぜひ目を通してみてください。

外部サイト: 衆議院と参議院の違いは?表で簡単にわかりやすく!-日本と愉快な仲間たち-

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