バーにかかってきた電話

バーにかかっている電話ってのはなんぞ？続編か？

その通り！
ハードボイルド・ミステリ「ススキノ探偵シリーズ」の第二作目だぜ！

やっぱりか！今回はどんな話なんだ？

いつものように酒を飲んでいた主人公にとある依頼が電話で持ち込まれるんだ
主人公はその依頼を怪しみながらも果たしたんだが…帰り道に何者かに殺されかけてな…
それに対して怒った主人公は依頼達成後もひとりでその件に関して調査を続けたが
依頼人の女と同じ名前の人間は既に地上げ放火で殺されていたって話になってるぜ！

殺されかけるってやべえな…

どうみても堅気ではない会社にとある伝言を伝えるという意味不明な依頼だったからな…

このシリーズはそういうのばっかだなおい

ハードボイルドミステリーだからなぁ…殴ったり殴られたりだな。じゃあ今から聖地を紹介していくぜ！

たのむやで～

ロシナンテ

じゃあまずはロシナンテからいくぜ～！

ここは？どんな場所なんだ？

ここは札幌の円山という神宮の森という場所の近くにある喫茶店だぜ～
地下鉄の東西線円山駅近くが最寄の駅で景色がきれいな場所にある喫茶店になってるぜ
高級住宅街の一角だな

高級住宅街か…どんな場面で登場する「聖地」なんだ？

原作小説ではこの「ロシナンテ」という喫茶店は主人公に謎の依頼が持ち込まれた時にいた場所だぜ
　　　　ここにかかってきた電話で主人公は謎の女から１０万の報酬で依頼を受けて事件に巻き込まれていくって感じだな

ここが本作の話の拠点みたいな感じか？

まぁ大体そうだな…ここの喫茶店では主に主人公とその仲間が農業というなの大麻売買…
　　　　をしているんだがそこの捌き場所や農業関係の連絡場所として主に使われてる喫茶店らしいぜ
　　　

思い切りブラックじゃねーか！

そういう作品だから黒い要素も結構出てくるな…ハードボイルドミステリーだしな…

北18条　東2丁目

次は北18条　東2丁目だぜ！

ここは…ただの住所だが…なんかあんのか？　　

ここの住所には「アオキビル」という名の架空のビルがあるんだぜ～
そこの3階には「サッポロ音興」というこれまた架空の会社があるんだよな

へえ架空の会社か…読めたぜ、ここで事件が起きるんだろ

その通り！主人公が依頼の内容を実行するために訪れた場所が「サッポロ音卿」になるぜ
ここの会社に主人公は架空雑誌の架空のライターとして潜入して社長に取材をすることになる

潜入か…潜入して依頼内容の伝言をその会社の社長に伝えるんだよなその後どうなるんだ？

それまで温厚だった社長が表情を変えて怒りだして主人公に誰から聞いたと問い詰めるんだが…
危険な臭いを感じた主人公はその場から逃げだして帰ろうとするんだが後をつけられてて殺されかけるんだよ

殺されかけるって本格的にヤバいよな…？

ああ…怖くなって逃げた主人公だけど後々その会社にイライラして全貌を暴こうと躍起になる
そんな感じで話が進んでいくぜっ！

中島公園

バーにかかってきた電話のラストを飾るのは「中島公園」になるぜ！

中島公園か！ここは知ってるぜ！中島公園駅すぐのお祭りなんかやってる大きい公園だよな

正解！原作小説ではチョイ複雑なんだが右翼団体が住んでいると噂の「則天道場」が事件にかかわってるということがわかり
その場所について調査するために「のんべえ」という飲み屋で知り合った関屋という右翼系の権威の人物から「則天道場」の情報を聞き出そうとするんだよ

それで関屋のいる事務所「カーサ・ビアンカ」に主人公が向かうんだが
その事務所「カーサ・ビアンカ」が中島公園を迂回したところにあるんだぜっ

すげえ複雑な説明だな…ようするに事件の手掛かりをつかむために中島公園周辺を訪れるわけだな？

つまりそういうことだな！
ここで右翼界の権威である関屋の2時間の話を聞かされて関屋の名刺を手に入れることになる
それで「則天道場」に迫れることになるってわけだ！

右翼だのなんだのと話が難しくなってきたな

んーまあこのシリーズは意外と内容も複雑にいろいろな話が絡み合っていて
そういうところが面白いんだよな！

この辺は政治系の話も絡んできて本格的な内容になってるからな！ぜひ読んでみてくれ！

バーにかかってきた電話

ロシナンテ

北18条 東2丁目

中島公園

北18条　東2丁目