MEDIA DESIGN EXHIBISION

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学長挨拶

コロナ禍におけるメディアデザイン展の開催意義と期待

 

 メディアデザインは、自分が感じたことをどのように工夫し、表現すれば人により良く伝わるかを「考える」方法を学ぶことであり、感動を人や社会に伝えるアートと定義されています。メディアデザインから生み出される作品は、イラスト,ゲームなどデジタル系から絵画、彫刻などアナログ系に至るまで多種多様です。  北海道情報大学メディアデザイン展(以下、本イベント)は、主に本学情報メディア学部情報メディア学科に所属する学生の作品を学外に紹介するイベントであり、今年で13年目になります。これまでメディアアート、Web、映像制作、CG開発、ゲーム開発やプロジェクションマッピングなどの作品を幅広く展示してきました。本イベントでは身近な情報を全身で感じさせる映像・アニメーション、国や文化の違いを超えたグローバルコミュニケーションを追求するグラフィックデザイン、世界観を変えるゲームやアニメーション、バーチャルな世界を創り出せる3DCG、リアルとバーチャルを融合させるVR・AR技術など、テクノロージーとデザインを駆使した作品を通し、日常生活では味わえない新鮮な感動が味わえます。

 本イベントは、学生主体で運営し、作品管理、広報活動・会場接客など全て学生が行なってきました。昨年は、“冒険することをやめるな、探し続けろ”という意味を表す「Never Stop Exploring」でオンライン開催されました。本年も、変異株オミクロンコロナウイルスの爆発的な流行により、通常実施されてきたリアル形式での開催は見送られました。メディアを活用したデザインは、このような逆境だからこそその潜在力を発揮し、学生は自ら選んだメディアアートの世界で活躍することを夢見て挑戦を続けてきました。本年は、“大変な状況下でも、互いを鼓舞し合い、各々向上し、未来に向けて、成功に向けて羽ばたいていこう”との意気込みで「 Clap Flap!」をテーマに開催します。オンライン展示(一部リアル展示)ではありますが、学生の情熱と才能を感じることができる数多くの作品が紹介されており、リアル展示以上にパワーアップした作品の迫力を味わっていただけると思います。皆様の御参加を学生および教職員一同心よりお待ちしております。

2022. 02. 24

北海道情報大学 学長

西平 順

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