花舞い散る 札の世界





花札 という遊びを

聞いたことはありますか




花札は

「花かるた」「花合わせ」ともよばれ

四季おりおりの花鳥風月を体現した

日本独自のかるたです



色彩豊かな花札の世界を

覗いてみませんか

















 日本で最もメジャーなルールである「こいこい」について簡単に説明します。

(1) まず札を覚えよう

花札はひと月ごとにそれぞれ4枚の札があり、
合計48枚を使って遊びます。

月ごとに共通した植物が描かれているので、
最初のうちは「同じ植物が描かれている札が同じ月」と考えてください。

(2) 準備

札を自分と相手、そして場に
それぞれ決められた枚数を配ります。

お互いの手札に8枚(見せない)、
場と呼ばれる場所に8枚(表向き)

を配置します。

配り終えた残りの札は「山札」として
取りやすい場所に積んでおきましょう。

これで準備完了です。


(3)「親」から先に手番がはじまる

どちらから先にやるか「親」「子」を決め、
親から先に手番がはじまります。

ここで、花札の基本は

【同じ月(植物)の札を合わせると「自分のもの」にできる】


ということを覚えておいてください。

【1: 自分の手札から場に出す】

自分の手番が回ってきたらまずは、
自分の手札をよく見て、場に同じ月の札がないか確認しましょう。

自分の手番が来たら、
自分の手札から必ず「1枚」場に出さなければなりません。

この時、場に出した「手札」と「場の札」の月が一致したものがあれば、
その2枚の札(合札)を自分のものにできます。
(合札は手札や場と混ざらないように表向きに置いておきましょう)

もし同じ月の札が場になければ、札は手に入れられません。
手札から場に出した札はそのまま場に残ることになります。



【2: 山札からもう1枚めくって運だめし】

【1】で合札がとれなくても、
実はこの手番中に手に入れられる機会は
もう一度あります。

手札から1枚出し終えた後は、
今度は山札を必ず「1枚」めくって
また場に出します。

この時めくった「山札」と「場の札」に
月が一致する札があれば、
その2枚の札を合札として取ることができます。

山札からめくった札と場に
一致するものがなかった場合、
その札はそのまま場に残ることになります。

これで自分の手番は終了です。

相手の手番になり、また【1】から繰り返します。
相手の手番が終わればまた自分の手番というように、
ある条件になるまで繰り返していきます。


(4)役

合札を取っていくと、溜まった合札の中で特定の組み合わせが成立することがあります。
これを「役」といい、

【こいこいは「役」をたくさん作れば勝ちになります!】

※左メニューの役一覧でヒントを見ながら、役札さがしをやってみてください。
 見事に役を揃えることができれば役一覧に得点が現れます。

役が成立すると、【この勝負を終えるか】、【こいこいして続けるか】のどちらかを選べます。

【こいこい】
こいこいした場合、そのままゲームを続行します。
【この勝負を終える】
成立した役の得点をもらって、次の勝負に進みます。


こいこい後に相手が役を成立させ、
こいこいせずに勝負を終えるを選択した場合は
「相手が作った役の倍の得点」「相手に入る」上に、
こいこい前に自分が作った役の点数ももらえません。

また、こいこい後は自分の手番になっても、
再び新しい役を作らなければ上がることはできません。

こいこい後に再び役を作れた場合、
また【こいこいして続けるか】、【勝負を終えるか】を選べます。

(5)ゲームのおわりと勝ち負け

こいこいは最初に何回戦やるかを決め、
最後に全回の得点を合計して勝敗が決まります。
勝負の中でより多くの点数稼ぎましょう!

(※)最後に…

花札にはこいこいの他にも様々なルールがありますし、紹介しきれなかった役もあります。

ここを見て、こいこいをやってみて、花札に興味をもっていただけたなら、
新しい花札の遊び方にもぜひ挑戦してみてください!


───知っていますか?3人や複数人で遊べる花札もあるんですよ …


五光



四光



雨四光



三光



猪鹿蝶



月見酒



花見酒



赤短



青短



たね



たん



かす