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DGsを知っていますか?SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、国連加盟193ヵ国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた国際社会共通の目標です。この目標は17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

簡単に言うと、今ある世界の課題を世界中の皆で解決していきましょう!!ということです。

それでは、どのような課題があるのか見てみましょう!

1.貧困をなくそう

世界人口の10%にあたる7億人の以上が1日1ドル90セント(約250円)以下の国際貧困ライン未満で家族と暮らしています。

困とは経済的なことだけではなく、教育や仕事、食料、住居などの必要な物がないことや、自分の意見を自由に言えないなどのことも含まれます。

貧困とはいろんな事に困っているということ

日本は豊かだから関係ない?実は日本の貧困は...

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日本人の7人に1人は貧困であると言われている!

日本でもご飯が食べられなかったり、服を買えなかったり、病院に行けない人もいる

一部の国では、子供の時から遊ぶこともなく、1日中危険な仕事させられていたり、臓器や自分の子供を売ってしまう人もいる

世界では...

募金など少しでもできることはあるよ

2.飢餓をゼロに

世界中の飢餓に苦しんでいる人は

10

人に

1

人で約8億人以上の人が飢餓に苦しんでいます。

なんで飢餓が起きるの?作物が育たない原因は?

多くの子供たちが生きるのに必要な栄養が足りなく、亡くなってしまっています。また栄養が足りていないと脳や身体が正しく成長しません

世界の食料援助量は
年間約420万トン

しかし

日本ではそれよりも多い約600万トンもの食料を廃棄しています!

目標1の貧困目標2の飢餓
とても密接な関係があります

私たちができることとして、地球の資源を無駄にしないという意識を1人1人が持つことが大切です

3.すべての人に健康と福祉を

そもそも健康と福祉とは...

老若男女すべての人が、

身体

も元気に安心して
生活できるということです

世界には、日本では当たり前の医療を受けられない人がたくさんいます。

理由は、お金がないことやそもそも病院がない、言語の壁があるなど理由は様々

なぜ?

クチンが受けられない人がいます。

日本では、助かるはずの肺炎、下痢、マラリアの治療を受けられずに死んでしまう子供が年間150万人もいます

人々の命を奪い続けている三大感染症があります。これらが原因で年間250万人の人が亡くなっています。

日本では自ら命を絶ってしまう人が年間約2万人います。原因は様々で、心や身体の病気、いじめ、お金の問題などがあります。

特にいじめは、今からでも1人1人の意識で解決できるはず!

4.質の高い教育をみんなに

世界中の子供たちが、男女共に将来のために勉強できるということ

私たちが住む日本の識字率は99%と世界トップレベルです。しかし世界で見ると約15%の成人が読み書きをできません。そのうち3人に2人は女性です

文字が読めないと...

簡単な仕事にしか就けず貧困になる、薬などの注意書きが読めずに危険、生活に必要なサービスが受けられない、必要な知識をつけることができないなど、問題は多々あります

世界には学校に行けない子供が約5900万人います。その理由は、お金がないことや家庭の影響、戦争に巻き込まれる、そもそも学校がないなどです

5.ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダー平等とは、性別個性が違っても、お互いのちがい受け入れあい、みんなが笑顔で過ごせることです

女性に対して差別や格差がないことを表す、ジェンダーギャップの世界ランキングで日本は156ヵ国中120位でかなり低いです

に政治の分野での進出が遅れており、衆議院の女性の割合は10%以下です。国の方針を決める場で女性が少ないと、男性中心の話し合いになり、女性が困っている問題が議題に上がりづらくなってしまいます

日本では他にも、家事・育児の時間も男女でかなり差があります。昨今、男性の育休が認められている中、男性の育休取得率は7%とかなり低いです

世界では、強制的に結婚させられ、学校に行けなかったり、家事をさせらたりする18歳未満の女性が年間約1200万にもいます、また女性が自分の意見をしっかり言えている割合は約半分程度しかおらず、現状、男性優位な社会であると言わざるを得ません。

の多様性

同性を好きになるLesbian(レズビアン)・Gay(ゲイ)や同性、異性どちらも好きになるbisexual(バイセクシャル)、生まれた時とは違う性で生きたい人Transgender(トランスジェンダー)、性がはっきりしない人や決めてない人Questioning(クエスチョニング)などを総称してLGBTQやLBGTQ+と言います
日本でも10人に1人いると言われています

現在の日本では同性での結婚は認められていませんが、自治体によるバートナーシップ制度が広がってきています!

6.安全な水とトイレを世界中に

綺麗な水を手に入れるために毎日命がけで水を汲みに行ってる子供たちがいます。世界中の人が水で困らないようにする目標です

世界約22億人の人たちの家には安全に飲める水がありません。なので毎日遠くまで汲みにいかなくてはならないのです

世界約5億人の人は家にトイレがないため、野外でトイレをしています。衛生面もそうですが、野生動物や人に襲われる危険性もあります。

綺麗な水で手が洗えないことや不衛生な環境でのトイレにより健康を害してしまう人、毎日の水くみに時間が取られてしまい、学校に通えないなど別の課題につながってきます。

7.エネルギーをみんなに
そしてクリーンに

これは物を動かしたりするためのエネルギーみんなが使えるようにするかつ、地球に優しいものにしようというものです

世界には約8億人がまだ電気を使えずにいます。これの影響は夜間の医療の場で助かるはずの命が危険にさらされています。また電気の代わりに火を使い生活をしていますが、物を燃やした時にでる煙を吸い込み健康を害してしまっている人がたくさんいます

日本のエネルギー問題

日本は多くのエネルギーを海外の資源に頼っています。そのため輸入ができなくなってしまうと今の電気を使った生活ができなくなってしまいます

日本は主に、石炭や石油、天然ガスといった化石燃料を燃やしてエネルギーを得ています。

その一方で...

化石燃料は地球温暖化に悪影響!

日本のエネルギーの85%は化石燃料から作っています。しかし化石燃料は燃やすと、たくさんの温室効果ガスがでてしまいます

温室効果ガスは地球温暖化の原因になっているので、世界中の国でこれを減らそうと努力しています

じゃあエネルギーはどうすればいいの?

再生可能エネルギーを使おう!

再生可能エネルギーは、太陽光、水力、風力、地熱、バイオマスなどのことを言い、これらは化石燃料とは違い、国内で生み出すことができます

しかし

世界全体のエネルギーのうち、再生可能エネルギーは、17%しか使われていません。
再生可能エネルギーの課題として、太陽光や風力など建設にお金がかかることや、天気の影響をかなり受けることなど課題は山積みです

8.働きがいも 経済成長も

この目標は、世界中の人が働くことに心から喜びや幸せを感じて生きれるようにする課題です。

コロナウイルスの影響で主に飲食業や宿泊業の従業員が世界中で約2億5000万人が仕事をなくしたとされています。

きたくても働けない人がいる一方で日本で働く人の半分以上は働くことに強いストレスを感じています。

日本では男性と女性で賃金に格差があります、その理由は出産や育児で会社を辞めなくてはいけなかったり、高齢の両親の介護などが原因です。また、日本では障碍者が働きやすい環境づくりを進めています。しかし目標を達成できているのはまだ半分程です。

世界には、安い賃金で強制的に働かされる人がいます。そのうち3割はまだ子供です。

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

私たちが安心・快適に暮らすためのインフラ、つまり生活の基盤をつくろうということ。

インフラが整っていない地域は世界中にまだたくさんあります。これが原因で学校にいけない子供たちがたくさんいます

私たちの生活に必要不可欠になったインターネット。しかし数年前には必要なインフラとして認識されていませんでした。このように今はなくても新しいものを組み合わせによって新しい技術が生まれます。

10.人や国の不平等をなくそう

生まれた国の違い、性別の違い、考え方の違い、お互いを受け入れあって行こうという考えです。

アフリカなどの貧しい地域では、5歳までに亡くなってしまう子供が1万人あたりに300人以上もいます。その理由は医療がないことや紛争に巻き込まれたりが主な理由です。

お金の不平等

2017年には、世界のもっとも豊かな1%の人が、世界全体の富の約33%を持っていました。また国内で同じ仕事でも賃金に200以上の差がついている場合があります。

男女の不平等

介護をしている人の65%が女性です。また女性が仕事を辞めるきっかけになってます

幸せの不平等

日本は世界で3番目に豊かであると言われていますが、世界幸福度ランキングでは149ヵ国中56位と、経済的な豊かさ≠心の豊かさでないことがわかります

11.住み続けられるまちづくりを

今も未来もみんなが安心して暮らしていける街をつくるという目標

世界では都市に暮らす人が増えています。その理由は都市のほうが仕事が多く、賃金が高いからです。また増え続けてしまうと、都市でも仕事がなくなってしまったり、過疎化地域が極度的に貧しいスラム街ができてしまう恐れがあります。

石炭や石油などの化石燃料を燃やした時にでる大気汚染物質の影響で世界では年間667万人が亡くなっていると言われています。

自然災害に備えて、地震に強い建物を造ったり、日ごろから水などを備蓄して置いたり、災害時に障害者の人たちも避難できる環境を整えておく必要があります

12.つくる責任 つかう責任

作る人も使う人も自分のためでなく、みんなが
幸せになるように考えて行動しようということ

世界中で捨てられているプラスチックゴミの量は年間3億トンです。しかしそこからリサイクルされるのはわずか9%のみで、残りは燃やして有毒ガスを出してしまったり、川や海に捨てられて環境を破壊してしまっています

悲しい世界2位

日本人が出すプラスチックごみの量はとても多く、1位のアメリカについでの世界2位です。ペットボトルやゴミ袋など出すゴミの量を減らさなければいけません

食べ物の責任

世界で販売される食べ物のうちの17%にあたる9億3000万トン以上を捨ててしまっています。その中にはまだ食べられるものもたくさんあり、果物や野菜では少し傷がついただけで売り物にならず、捨ててしまっています。

ファッションの責任

世界には安全な水が飲めなくて困っている人がたくさんいます。一方でジーンズ一枚を作るのに7,500リットルの水を使います。それは1人の人間の約7年分の飲み水にあたります。水だけでなく温室効果ガスも

電化製品の責任

テレビやエアコンに冷蔵庫やスマートフォンなど電子機器のゴミがかなり増えていて今後も増えると予想されます。電子機器のゴミは、有毒ガスで地球温暖化の原因になり、人体にも有毒です。

買う人の責任

販売する側だけでなく、買う側の人にも責任があります。1人1人がゴミを減らす意識をして物を大切にしましょう

13.気候変動に具体的な対策を

地球の気温や天気が変わってきて生き物が生きられなくなってきています。

これまでに地球は5回生物の大絶滅が起きており、そのうち4回は温室効果ガスによる気候変動が原因だと考えられています。

地球では異変が起きています。今のまま気温が上昇すると、北極圏の氷が溶け、海面が上昇し、海に沈む国ができたり、洪水や大雨などの災害がおきるおそれがあります。また、インフラが使えなくなり、熱中症や水不足。あらゆる生物が生きられない環境になってしまう可能性があります

北極圏は世界平均の3倍の速さで気温が上昇しています。2100年には北極熊が絶滅すると言われています。

気候変動の原因は、温室効果ガスで、これは太陽の熱を地球に留め、地球を生物が住みやすい温度に保ってくれています。しかし、温室効果ガスがたまると暖かくなりすぎて温暖化が進みます。

特に二酸化炭素は主な原因となっています、二酸化炭素が増える原因は、化石燃料から排出されることや、二酸化炭素を吸収してくれる植物が減っていることが主な原因です

日本の二酸化炭素の発生源は、工場や自動車、家庭など様々ですが、発電所が一番多く約40%を占めます。日本の発電の75%は火力発電で大量の二酸化炭素を発生させています。これを解決するためにクリーンなエネルギーを普及させなくてはならない。

14.海の豊かさを守ろう

海の生物が普通に生きられるようにする目標

海の生物の数は1970年と比べて、約半分に減っていてこのまま減り続けると絶滅してしまう種もいます。その原因は人間が乱獲してしまっていることの他に、海に捨てられた網やロープなどの漁具が生き物に絡まり、命を奪っています。海に浮かぶ漁具は、まるで幽霊みたいでゴーストギアと呼ばれています。

プラスチックごみを捨てすぎています。世界では1分間に20トンのプラスチックごみが捨てられています。このまま何もしないと2050年には魚よりゴミのほうが多くなってしまいます。

海の生物たちはプラスチックを餌と間違えて食べてしまいます。それが原因で死んでしまう場合があります。また、その魚を私たちが食べることによって、身体に有害なプラスチックを取り込んでしまっているのです。

15.陸の豊かさも守ろう

目標14と同じように、陸の生物も普通に生きられるようにする目標

世界では毎年1,000万ヘクタールの森林がなくなっています。これは北海道より大きな土地です。二酸化炭素を吸ってくれる森が少ないと温暖化が進み、生物が住みづらい環境になってしまいます。

日本は2/3が森林で森林資源が豊富です。しかし、海外から輸入される安い資源を使うため、37%しか日本の森林資源はつかわれていません。

一部の種の生き物の絶滅の恐れがあります。その理由は生き物の住む場所を開拓したり、外来種が住みついたり、温暖化など理由は様々ですが、すべて人間が原因の物です。

16.平和と公正をすべての人に

心や身体を傷つけあわず、お互いを認め合い、みんなが幸せでいること

世界では、5歳未満の子供4人に1人が出生登録されておらず、法律上生まれていないため、学校や病院にいけず、自分の生年月日を証明できない人たちがいます。

日本にも出生登録されず、戸籍がないまま暮らしている人が約900人ほどいます。戸籍がないと身分が証明できないため、働けなかったり、政府の支援をうけられなかったりします。

また、日本の子供の数は減少しているのに対して、子供への暴力の相談が年間20万件ほど児童相談所に寄せられています。特に心への暴力が多く、身体への暴力への2倍ほどになります。

17.パートナーシップで目標を
達成しよう

心や身体を傷つけあわず、お互いを認め合い、みんなが幸せでいること

一つの団体では解決できないことでも、他の組織や団体、政府と協力して様々な問題を解決しようということです。

例えば、楽器寄附ふるさと納税で、三重県いなべ市とのパートナーシップにより構築され、全国のつかわれていない楽器を、楽器が足りていない団体へ寄与されました。この例のようにみんなが協力して、SDGsの課題に取り組むことが大切です。

最後に

17の目標を見てどう思いましたか?多い?難しそう?大変そう?確かに簡単ではないです。しかし1人1人の意識で大きく変わると思います。近年のGoogelで「SDGs」を検索した国の1位が日本と国内でとても注目されています。企業や自治体でもこの目標に力をいれていますというような宣言をしている団体も増えてきています。より良い世界を目指すために、全ての国、企業、団体、個人がそれぞれの立場で、私たちの今、そして未来のために行動していきましょう

感想

名前ぐらいしか知らなかったSDGsについて調べ、意識が変わりました。貧困地域で暮らす子供たちの現状が思っていたより、とても厳しい生活を強いられていることを知り、力になりたいと思いました。直接的に大きく役立つことは個人には厳しいかもしれませんが、SDGsの目標は繋がっているので、例えば、食品の買いすぎを止める。止めることによって、企業の無駄な商品の購入が減り、廃棄になる食料が減る。フードロス問題を解決しつつ、廃棄になっていた食べ物を貧困地域の人たちへの支援に回せるかもしれません。小さなことからでも一歩ずつ世界中のみんなで解決していきたいです。