チャリのるーる

佳作

2321112 近藤 李  2321164 波佐尾 藍衣  2321170 渡辺 想乃

制作の趣旨

本作品は、大学生を主な対象に、自転車を通じて道路交通法に基づく交通ルールを再認識する機会創出を目的としたWebサイトです。
自転車は通学手段として身近ですが、正しい乗り方やルールを学ぶ機会は多くありません。また、歩道を猛スピードで走る・横断歩道のない道路を斜め横断するなどの無自覚な危険行動の増加を受け、昨年11月には自転車罰則の強化、2026年には取り締まりが本格化します。
さらに、事故による被害を減らす対策として、ヘルメット着用も努力義務化されました。本学の学生を対象に行ったアンケート調査(146名回答)では、自転車を利用する人(96名)の着用率は7.3%と1割未満で、「荷物になる」「面倒」「義務ではない」などといった理由で多くの人が着用を避けていることが分かりました。
以上のことから、交通ルールを知ることで行動を改めてもらうことと、ヘルメットの着用が自分と周囲の命を守る意識的な選択であることを広めるべく、本作品では今回のテーマである「イマーシブ」を「自分の選択で、行動や意識を見つめ直すこと」として表現しました。クイズや診断などを通じて知識を深めてもらうとともに「この場面はどんな行動が正解なのか」と興味を持ってもらえた時点で私たちは没入していると考えます。また、モバイルファーストを意識し、操作の迷いを防ぐためにスクロール方向に応じたガイドを実装しました。縦画面の特性を活かしつつ、横スクロールに縦書きを組み合わせたページでは、文章の区切りの良い部分でブロック分けし、読む方向を自然に誘導しています。
交通ルールは知っているだけでは意味がありません。なぜそのルールがあるのか、どんな行動を選ぶべきかを考えるきっかけになれば幸いです。

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講評

パララックスの効果などがうまく使われていて、よく出来ているサイトだと思います。ただ、イマーシブの定義がなぜこれになったのかが全く理解できませんでした。テーマ部門でなければアリだと思いました。スマホでもPCでも適切に見れるデザインに仕上がっていますが、縦書きの文章が右側から流れてくるのには違和感がありました。あえてこのようにしたのですか?

2025.06.02