佐藤翔吾，得能聖人, 池澤千章（情報メディア）
VARIOUS CLOCKS
様々な時計の種類と歴史を，綺麗なデザインで見せています。スッキリしたデザインで広がりのあるレイアウトなどよく練られている点も多く好感が持てました。 一方で，画面サイズを考慮していないのか，Webとしてはやや見辛い点が残念でした。また，初めてサイトを見た際に，何のサイトなのか，何を訴えようとしているのかが不明瞭なところも改善の余地有りです。 かなりレベルの高い作品で，最優秀賞まで，あと一歩というところでした。次回も是非チャレンジしてください。
滝山智美（情報メディア）
dendenmusi
カワイイINDEXで始まる、プリントできちゃう紙小物サイト。 ごていねいな「ごあいさつ」のこの文章がまたGOODなコピーなのです。（読んで ね！） 一覧で封筒とかメモ、紙バッグなど6つのアイテムがスイスイ印刷でき。HOW TOに作り方が書いてあり、家庭のプリンターでカワイイグッズが作れちゃう！ウ キウキしちゃいます。 しかも、「Pick Up 今月のとくしゅう」では、電伝虫と一緒に読む本（一例 サン＝テグジュペリの「星の王子さま」なんか）が5冊紹介され、その本にぴ ったりの電伝虫グッズが作れる！ カワイイデザインに癒されながら、楽しいグッズが自分で作れる。素晴らしい サイトです。滝山さん（たきピー）の「軽いけどちょっと深いぞ！」的デザイン センスが遺憾なく発揮されています。しかもとっても使いやすい作り込みには、 脱帽です！（普段帽子かぶっていませんが・・・dendenmusi HATも作って欲しい！）
森田榛花（情報メディア）
Yuruchara’s Slot Maker!!
初めてのスマートフォン向けの作品になります。 頭、目、口、足、そして胴体をスロット感覚でランダムに組み合わせて、今流行のゆるキャラができちゃうというゲームです。 5つのオリジナルゆるキャラを作っており、そのイラストのクオリティもネーミングを含めたキャラ設定もなかなか秀悦ですね。スマートフォンでもiPhone5対応とのことですが、画面の大きさが固定されてしまっているのが残念。可変に出来れば歴代のiPhoneやAndroidでも楽しめると思いました。出来上がったゆるキャラを画像として保存できたり、SNSでシェアできたりする機能があればもっともっと楽しめたと感じました。
小林真弓（情報メディア）
リトルフォレスト
これはもう、イラストの勝利ですね。ここまでイラストを書き起こすのにかなりの時間をかけたと思います。ファンタジーな森で平和に暮らすキャラクター達を紹介するコンテンツで、森の中を探索するといろいろな住人に出会えます。 Flashを使わず、jQueryで動きをつけたという試みは評価出来ますが、動きとしてテキストボックスだけが出てくるだけなのでちょっと単調な気がしました。キャラクターが実際に動くとか、家の中に入って画面が展開していくとか、動きの工夫があるともっとよかったと思います。
張端一（システム情報）澤翔子（情報メディア）
神さまさがし
神社紹介サイトですが，強烈な「大仏ちゃん」がメインキャラクターとして出てくるアイディアが面白く，ユニークな企画に仕上がっています。大仏ちゃんの強烈さに加え，多少うるさめのデザインもあいまって，独特な雰囲気を盛り上げています。神仏混淆的な感じも日本文化を表しているのでしょうか。 制作者の個性と発想力が存分に発揮された作品だと思います。これからも，更なる活躍を期待します。
松浦啓介，茂木悠菜（情報メディア）
色取戦記 イロガミ
架空のゲームを紹介するサイトで、ゲームは折り紙を題材としたものということ でした。 全体は良くまとまっている感じで良いと思います。 テーマ部門への参加で、随所に和のテイストを持ったデザインがみられますが、 日本文化というテーマに対しては、十分な印象を得られないのが弱点でしょうか。 イラストなどグラフィック面は統一感もあり、 このゲームをやってみたいと思わせるように努力した良い仕上がりだと思います。 技術的にも、Javascriptを活用するなど十分な水準にあり、 特にこのグラフィック面の良さが評価され、イラスト賞を授与することになりま した。
小林礼佳，屋形遥（情メ），山口堅士朗（システム）
萌えきゅん.com
最近多いイラスト系でしょうか．ボリュームはありますね．JavaScriptを使っていて，技術的にも頑張りましたね．ただし，独創性の点で多少物足りないように思います．イラストは上手ですし，サブカルチャーとしての価値を認めて，「萌え賞」としました．
辻井望，水野廉也（名古屋教育センター）
Latte Art
着眼点もよく，シンプルな構成ですがデザイン的にも機能的にも非常に良くまとまっています。Instagramに投稿され，シェアされた画像を取り込む技術等も大変に優れています。『世界のたくさんの人がみたデザインで感じた幸せな気持ちを共有したい』という思いも十分に表現できていると感じます。
河合元（先端経営），山内直弥（システム情報）
Make a Star!
自作の仮想フリーゲーム「Make a Star!」の紹介を目的としたサイト。 小さな地球のような惑星を作っていくゲーム。いろいろな材料を星に設置し、そ の成長を楽しみながら、自分好みの自然を作り、街を作っていくようです。 クレーンで色を変えられるようですね？徐々に土地が成長してパーツをたくさん 使えるようになるようです。楽しそうなゲームですね。 全体にシンプルな原色をうまく使い、へんなフォントを使わず、きれいな文字 には黒だけを使っているため、とても洗練されたデザインになっています。ホワ イトスペースの取り方が上手ですごくきれい！So! Good! So! Cool! なデザイ ンです。これからも頑張ってください。きれいでもっと内容豊富なＷＥＢサイト に挑戦して、今度はタイに行こう！きタイしています！
総評
今年度から，コンテストの締め切りが5月になりましたが，その影響か，今回の応募作品数は13点で，残念ながら第2回コンテスト以来の少ない応募数でした．作品の出来栄えでは，例年見られたような初心者レベルの作品はほとんどなく，昨年度までの中レベル以上の作品が集まったようです．しかし，一方では，あっと目を引くような派手で突出した出来栄えの作品がなく，残念ながら最優秀賞を受賞した作品はありませんでした． Webデザインコンテストは，他のコンテストと同様に，皆さんが自主的な創作活動を経験することで，自立した社会人になるための成長の機会です．多くのみなさんが，Webデザインコンテストという課外活動を通して，創造的活動力を高めることを期待しています． 今回のコンテストも，昨年度までと同様に，タイ王国のラジャマンガラ工科大学タンヤブリ校（RMUTT）と行っている国際WEBデザインコンテストの予選を兼ねています．国際WEBデザインコンテストにエントリーされた作品の制作者は，RMUTTとのワークショップに派遣されます．さらに，今年度からは，ワークショップ参加者は，新設された国際交流科目『国際コラボレーション』を履修する権利を手に入れたことになります．『国際コラボレーション』は，本学が本格的なグローバル人材育成に乗り出した最初の一歩です．そして，今年度この科目を履修することになった皆さんは，単に『国際コラボレーション』の2単位を取得する権利を得ただけでなく，本格的なグローバル人材育成の第1期生です．グローバル人材として，大きく成長していただくことを期待しています．