どんなことが
                            起きるの?
                        
                        
                        
                            光害がおこることによって、
                            誰に、どのような影響があるのかな?
                        
 
                    
                            植物への影響として、水稲(お米)への被害が挙げられます。
                            
                            水稲は、短日植物と言って、太陽が出ている時間が短くなっていくと花が咲き、成長する植物です。
                            
                            水稲はこの特徴があるため、夜間に照明の光があったってしまうと、日が出ていると勘違いをして、成長が遅れてしまうことがあります。
                        
 
                    
                            人間への影響として、夜間の明るさを原因とした睡眠不足が挙げられます。
                            
                            道路や施設の照明が家の中に射し込むことで、居住者の安眠を妨げたり、プライバシーに悪影響を及ぼす恐れがあります。
                            
                            また、駐車場に出入りする自動車の照明も原因になりうることがあります。
                        
 
                    
                            自然への影響として、天体観測に対する被害が挙げられます。
                            
                            街の光が、目には見えない空気中の細かな水分や塵などで拡散されることによって、夜空が明るくなり、天体観測に影響を及ぼしてしまいます。
                            
                            この被害によって、専門的な天文学の研究にも支障が及んでいます。
                        
 
                    
                            動物への影響として、ウミガメへの被害が挙げられます。
                            
                            カメの赤ちゃんは明るい方に向かって進む習性があり、砂浜で生まれたウミガメの赤ちゃんは、普段は月明りを頼りに海へと進んでいきます。
                            
                            しかし、道路の照明や街の過度な照明の影響で、行くべき方向が分からず迷子になってしまうことがあります。
                        
 
                     
        