実験概要

実験概要表

 この項目では、本研究で実施した検証実験にて実施した内容を表にしてまとめています。

実験項目 時間 説明
うがい 口内の洗浄
SD法
POMS
アンケート
周囲環境の印象分析,主観的気分調査,健康状態のアンケート実施
順応時間 10分 安静時間
唾液アミラーゼ測定 ニプロ社製唾液アミラーゼモニターによる測定
脳波測定 2分 FUTEK社製簡易型脳波測定器による測定
散策
回復時間 3or15分
唾液アミラーゼ測定 ニプロ社製唾液アミラーゼ測定モニターによる測定
脳波測定 2分 FUTEK社製簡易型脳波測定器による測定
SD法
POMS
散策場所の印象分析,主観的気分調査
入浴 温泉 準備
入浴
準備
洗髪等
分割浴
着替え等
足湯 入浴 分割浴
回復時間 10分 安静時間
唾液アミラーゼ測定 ニプロ社製唾液アミラーゼ測定モニターによる測定
脳波測定 2分 FUTEK社製簡易型脳波測定器による測定
SD法
POMS
アンケート
周囲環境の印象分析,主観的気分調査,健康状態のアンケート実施

入浴方法について


 今回の実験では,入浴する際に「分割浴」という方法を用いて検証を行いました。この項目では,この分割浴を採用した理由とその手順についてまとめています。

分割浴とは

分割浴とは、一定時間お湯に浸かり続ける一般的な入浴方法とは異なり、短時間の入浴と休憩を繰り返す入浴方法です。

この入浴方法を採用した理由として、一般的な入浴方法と比較したところ、分割浴が唾液アミラーゼの低減率が高かったことが挙げられます。

入浴時間について

この項目では、分割浴で行われた入浴時間について説明します。

分割浴では、3分間の休憩を挟み、泉温が42℃以上のとき3分間、41℃のとき4分間、40℃のとき5分間、39℃以下のとき7分間の入浴を、3回の繰り返しで行いました。

泉温によって入浴時間が異なる理由は、適切な入浴時間が額や鼻の頭が汗ばむ程度とされており、泉温によってその時間が異なるからです。