哲学館

フリー部門 アイデア賞

2121149 常葉 蓮生

制作の趣旨

テーマとして興味があり、好きではあるが詳しいとはいえない哲学のことを選択した。デザインには自信がなかったがその分自分のできる範囲でより面白く、惹きつけられるような見せ方にしたいと思い様々な仕様を仕組んだ。制作してみての話にはなるが調べながら制作を進めていくうちにhtmlでできる表現についてたくさん知ることができ、得たものは大きいように感じる。

作品を見る

講評

シルエットの人と猫が歩くが如く横スクロールしていくと著名な哲学者の肖像が壁に現れる。そこに近づくと哲学者の思想の象徴的な文句がスポットライトを浴びている。その下に思想の概要が述べられていて,哲学という言わばやや重たい題材にさもありなんというモノトーンの構成。それだけでは受賞には至らなかっただろう。最後に現れる出口をくぐると原稿用紙と印象に残るひと言,そして場面が切り替わり… 最後に現れる写真は,それが遠い昔の人の重苦しいお話ではなくて我々の,「我が事」なのだと感じさせる。この物語のような作品構成,その驚きに基づいて「アイデア賞」を授かることとなった。

2023.06.12